滝村雅晴さん
滝村雅晴さん
INTERVIEWアクションプランナー歴 15年

滝村雅晴さん(パパ料理研究家)

家族との時間を最優先しつつ
パパ料理を広めたい。
アナログな手帳こそ目標達成への近道。

会社員を経て起業し、現在はパパ料理研究家として活躍している滝村雅晴さん。人生で何を優先させ、どんな言葉を日々の糧にしていたか。滝村さんのアクションプランナーには、日々のスケジュールだけでなく仕事観や人生観も刻まれています。

心に残った格言や大切にしたい言葉もメモ

アクションプランナーの哲学に共感し、発売以来愛用しているという滝村さん。「ずっとスケジューラーでタスク管理をしていたのですが、To Doリストがなかなか消化できないのが悩みでした。そんな時、佐々木さんの『やるべきことはTo Doリストではなく手帳に記入して、自分を予約する』というメソッドに出会って、ものすごく腹落ちしたんです」。以来、To Doリストは全てスケジュールに落とし込むようにし、タスクを消化できないストレスはなくなったそうです。 現在は、4色を使い分けてスケジュールを管理するのに加えて、その日に思いついたり心を動かされた格言を記入。さらに、最初のページに「信じる」「時間を守る」など年間を通して大切にしたいことを羅列したり、「PROJECT AT A GLANCE」のページに1日の満足度を点数にしてメモしたりしています。「大切なことは全てアクションプランナーに書いてあるので、常に手元に置いています」。15年という長年の愛用者ですが、使うのをやめようと思ったことは?「全くないですね。僕にとって、それは自分の足を別の人の足に取り替えて歩かなければならないようなものです」

アクションプランナーは良い未来を引き寄せる武器

アクションプランナーを使う前と後で何か大きな変化はあったのでしょうか?「予定を入れるのが楽しくなりました。アクションプランナーは30分ボックスが大きいので、予定をたくさん入れても余白があって、時間に追われる感じがしないからです」。加えて、なんと、アクションプランナーは良い未来を引き寄せる武器にもなっているとも。「アクションプランナーに記録を続けていると、日々のひとつひとつの行動が実は大きなゴールの達成につながっているのが可視化できます。あの情報をチェックしたから今の就職があるとか、あの場所にいったから結婚した人に出会ったとか、何か行動のつながりを実感することってありますよね?アクションプランナーを通じて、そういうつながりに敏感になった気がします。結果、第6感みたいなものが磨かれて、『この移動時間に母親に電話をすると家族関係が良くなる』とか『このタイミングでお礼のメールをすると次の仕事につながる』とか、ビビッとひらめくようになったんです。パパ料理研究家として起業できたのも、その延長戦にあると思いますね」

滝村さんは、見開きページの18時に赤線を引くようにしています。これは、仕事を終えて家族と過ごす時間の始まりを示すもの。「長女が8歳で天国に旅立ち、家族で集まってご飯が食べられることの大切さをひしひしと思い知りました。人生で色々やりたいことはあるけれど、僕にとって、やはり最優先したいのは家族との時間なんです。料理塾でも『家族で食卓を囲める回数は有限です』と必ず伝えるようにしています」。そして、滝村さんにとっては、デジタルではなく自分の手で赤線を引っ張るという行為が意味があると続けます。「料理と同じで、手間暇をかけることで体とか意識が変わる。面倒だけれど繰り返すことで、ちゃんとやるのだと自分に言い聞かせられる。手書きはアナログだけれど、目標達成の近道だと思います」

PROFILE

滝村雅晴

PR会社やデジタルハリウッド株式会社に勤務後、2009年に株式会社ビストロパパを設立。代表取締役に就任。料理家としてパパ料理・親子料理・100年ライフ料理で、家族の食育・共食と健康づくり、ワークライフバランスを広める。料理教室やセミナー講師を務めるほか、NHK「きょうの料理」等の料理番組にレギュラー出演。農林水産省食育推進会議専門委員、大正大学客員教授。

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